タレント事務所のファンクラブサイトでの“Shopify”の提案事例です。
ファンとタレントが直接つながる会員制ファンクラブサイト(プラットフォーム)構築の相談がありました。ファンクラブサイトは、会員登録したファンが会費を支払うことで、好きなタレントのコミュニティページを閲覧し、タレントが投稿したページ内限定のメッセージや動画を見ることができるサービスです。

通常、このような会員制のプラットフォームを一から構築すると初期開発費用は約3,000万円が必要です。今回は、新規サービス立ち上げのため、低コストでスピード感を重視していました。
また、海外展開を強みとしているため多言語対応が必須で、将来的にはサイト内でのイベント開催やチケット購入、グッズ販売などの機能を追加したいという要望がありました。
そこで、CTO EYEsでは、拡張性のあるECツール“Shopify”を導入した高速・低コスト開発を提案しました。
Shopifyを導入することで、開発費用が3,000万円から800万円に、開発期間は約6ヶ月から2ヶ月に短縮され、全体予算と開発期間が約3分の1となり、大幅なコストダウンにつながりました。

要望:タレントとファンをつなぐプラットフォーム構築
- タレントが投稿できるコミュニティページと会員登録機能
- 海外展開のため多言語対応
- 将来的にはイベントやグッズ販売などの機能を追加
提案内容:“Shopify”と連携した高速・低コスト開発
- Shopifyの決済機能を使用し高速・低コスト開発
- 機能を整理しツールを導入する部分とスクラッチ開発を組み合わせる
- Shopifyアドオン機能など拡張性を持たせた開発
要件定義とツール選定の流れ
【今回必要な機能】
ヒアリングを進めるにつれ、ユーザー機能と事務局機能の2つが必要なことがわかりました。

Shopifyは、企業や個人が簡単にオンラインストアを作成し、製品を販売できるeコマースプラットフォームです。豊富なカスタマイズオプション、マーケティングツール、分析機能があり、初心者からプロまで幅広く利用されています。

Shopifyには、会員登録や決済機能など、事務局で使用する機能がツール化されており、全ての機能をフルスクラッチで開発するよりも大幅に初期コストを下げ、開発期間も短縮できます。
このため、決済機能にはShopifyを導入し、タレントの投稿にはデータベースを使用するなど、ツールとスクラッチを組み合わせた開発を提案しました。

ツール選定にあたり、Shopifyを導入した開発と全てを開発するフルスクラッチ開発を比較検討しました。
Shopify連携開発 | フルスクラッチ開発 | |
---|---|---|
初期開発コスト | 800万円 | 3,000万円 |
サーバー・ツール費用 | 月額約10万円(月額29ドル含む) | 月額約40万円 |
開発期間 | 2ヶ月 | 6ヶ月 |
Shopifyを導入して良かったこと
大幅コストダウン
開発費用が3,000万円から800万円に、運用費用が月額約40万円から10万円に削減
開発期間の短縮
開発期間が6ヶ月から2ヶ月に短縮
拡張性
・コミュニティサイトとしてスタートし、将来的にはイベント開催、グッズオンライン販売、POS機能追加が可能
・Shopifyアドオンの追加やスクラッチでの追加開発も容易

CTO EYEs責任者の声
今回は、タレント投稿ページにはデータベース開発を、決済機能にはShopifyを導入し、両者を組み合わせてプラットフォームを構築しました。
Shopifyの導入により、大幅なコストダウンと開発期間の短縮が実現。Shopifyは制約が少なく拡張性が高いため、EC以外にも利用可能です。Shopifyやローコード、ノーコードツールは運用コストが低く、置き換えが容易なため、少人数での運用や新規事業の小規模スタートに最適です。

このように、CTO EYEsでは、クラウドサービスやノーコードツールを含む幅広い技術から開発効率化・安定運用の提案を行います。システム開発の外注に不安のある企業様は、お気軽にご相談ください。