今回は、生成AIを活用し、データ入力作業が驚くほど効率化する提案事例をご紹介します。具体的なやり方として、これまで手入力していたPDFのカタログデータをChatGPTを活用して、Excelで使用できる形式に変換します。
カタログデータ内の文字や画像の構造を読み取ることができ、印刷会社の多様なフォーマットにも対応可能です。

提案の背景
総合印刷会社から、以下のようなご相談がありました。

悩みごと
- プログラムを介する技術や知識が少ない
- 100P〜200 Pなどページ数の多いものを扱う際に、手作業でデータを一つひとつ手作業でコピー&ペーストし、他の編集媒体へ展開しているため、膨大な手間がかかる
要望
- データを他媒体へ組み込んでいく上で、人の手作業を軽減し、スピードアップをはかりたい
- なるべく費用を抑える
Hi-STORYの提案
今回は「PDFのカタログデータの内容を、生成AIを活用して半自動化でEXCEL形式に変換する」という提案を行いました。
*ChatGPTは、テキストメッセージを入力すると、それに応じた答えを返してくれるAIです。ビジネスの分野において特に注目されているのは、議事録・レポートの作成や、文章の要約、文章のチェック・校正など、業務への活用など。
・ChatGPTによる業務効率化
これまでは、カタログなどの誌面を別の媒体へ移す際に、手作業でコピー&ペーストを行っていました。その部分にChatGPTという生成AIを使用し、Excelのデータとして出力する提案をしました。
・作業の流れ
(1)ChatGPTにカタログの PDFをアップロード
(2)テキスト部分に求める作業を書き込む
(3)それらをChatGPTが自動的に処理
(4)Excelのデータへ出力

ツール導入の効果
・以前の作業時間1ページあたり約2分→約10秒
・費用は1ページあたり1.8円のみで、既存のOCRツールと比較してもツール利用料金を抑えられる
生成AIを活用することにより、作業時間の軽減と、コストの削減に繋がります。

おわりに
今回は印刷業界における『生成AIを使ってPDFデータをEXCEL形式に変換する』提案事例をお届けいたしました!
Hi-STORYでは、「日本をITを前進させる」というビジョンのもと「受託開発」や「外注開発支援」そして「開発内製化支援」などを行っています。ぜひお気軽にご相談ください!